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逗子市土砂崩れで責任はマンション所有者?賠償額や今後の対応がどうなるかを推測

202025日、神奈川県逗子市池子2丁目付近で土砂崩れの事故が起こり、現場を歩行していた女子高生が巻き込まれ亡くなられました

お亡くなりになられた方にご冥福をお祈り申し上げます。

今回の土砂崩れの現場は、ライオンズグローベル逗子の丘の敷地部分ということでした。

このことから今後の責任はマンション所有者なのか、賠償額や今後の対応がどうなるかを推測してみました。

逗子土砂崩れで責任はマンション所有者?

所有者にたとえ過失がなくても「土地工作物責任」として責任が発生します。

マンション分譲会社である株式会社グローベルス(現在は株式会社プロスペクトに社名変更)
建設会社の大松建設、管理会社の大京アステージ、そして土砂災害警戒区域を管轄する逗子市にも責任が及ぶ可能性もあると思います。

「土地工作物責任」とは

まずは民法で「土地工作物責任」というものがあります。

民法第717 1
「土地の工作物の設置又は保存に瑕疵があることによって他人に損害を生じたときは、その工作物の占有者は、被害者に対してその損害を賠償する責任を負う。

ただし、占有者が損害の発生を防止するのに必要な注意をしたときは、所有者がその損害を賠償しなければならない」

と定めています。

今回の場合は、占有者はいない、もしくは共有のマンション所有者の敷地のため所有者責任となります。

逗子土砂崩れ、マンション所有者、管理組合について

土砂崩れのおきた場所がライオンズグローベル逗子の丘の敷地ということで、マンションを購入した所有者がそのマンションの敷地も共有して持つことになります。

マンションの部屋の面積によって持ち分割合が決められ登記簿にも記載されます。
所有者全員は管理組合で共有部分を維持管理していきます。

管理組合では通常、毎月の維持費にかかる管理費と長期修繕などに備えて貯蓄しておく修繕積立金とに分けて所有者から徴収して管理しています

逗子土砂崩れ、賠償額や保険適応は?

大変残念なことに土砂崩れに巻き込まれ、18歳の女子高生がお亡くなりになりました。

賠償額について調べてみると、18歳未成年者で死亡事故による損害額はおよそ7,000万から8,000万円。
その他に訴訟、裁判となると弁護士費用や遅延損害金など1億円前後になるようです。

所有者である「管理組合」は施設賠償責任保険など加入していて補償対象であれば保険会社が支払い。
保険で対応できない場合は、積立金などから支払いをするか、不足がある場合は持ち分割合に合わせて所有者が追加で支払いとなる可能性があります。

不測の事態ということで銀行などで借り入れができれば、いったん支払い後に積立金の値上げなども考えられます。

マンションは総戸数38戸ということで、いずれにしても所有者ごとの負担はかなり高額となってしまいます。




逗子土砂崩れ、今後の対応がどうなるか

いくつかのパターンは考えられますが、賠償を遅らせて責任者探しをしているのは問題となります。

まずは「土地工作物責任」で所有者(管理組合)が賠償、もしくは保険会社となるでしょう。

管理会社の大京アステージからは「斜面の専門的な点検業務は契約に含まれておらず」というようなコメントは出ていますが、保険については語られていません。

管理組合がどのような保険に加入していたかは分かっていません。

管理組合もしくは保険会社が賠償をしたあとに、他で責任がなかったかを調査して該当する相手に訴訟を行う可能性はあると思います。

分譲会社のグローベルス(現・プロスペクト)、建設会社の大松建設

手抜き工事や欠陥工事などの証拠や文章が出てくれば責任追及される可能性はあります。
但し2004年にマンションが完成して16年が経っています。

自然現象による土壌の風化の可能性が高く、よほどの証拠資料などが無いと難しいでしょう。

管理会社の大京アステージ

コメントでも「斜面の専門的な点検業務は契約に含まれておらず」などあります。

管理組合はあくまで専門家ではない所有者の集まりです。
管理を受託する際に契約に含まれてないこと自体に問題がある可能性はあります。

土砂災害警戒区域内の土地に対してどのような専門的な点検業務があるのかは、分譲会社や建設会社、逗子市と一定の取り決めなどは無かったのか気になります。

但し訴訟となるとかなりの時間がかかると思います。

逗子市

ハザードマップに土砂災害警戒区域としていますが、行政指導などもなかったようです。

道路管理者でもあり、長い間対策を講じてこなかった逗子市にも責任が及ぶ可能性があるかもしれません。




逗子市土砂崩れ、責任はマンション所有者?まとめ

今後どのように進んでいくか、徐々に分かっていくと思いますが、まずはお亡くなりになられた方のご遺族を第一優先に考えてほしいです。

そして再発防止のための対策と、今回は責任者となるマンションの所有者も地盤が大丈夫なのか、今後安全に暮らしていけるのか不安だと思います。

またマンションとしての資産価値が下がり、所有者は今後の売却や買い替えの際に影響することは確実に起こるでしょう。

責任の擦り合いではなく、協力して良い方向に進んでくれることを願います。

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